教室では、「勉強」の指導だけではなく、「勉強道具」の指導をすることもよくあります。今回は、教室でよくある「勉強道具の指導」を2例、紹介いたします。


・塾用の筆箱
よく遭遇する、勉強道具のトラブルとして、「先生、筆箱忘れました」があります。「なぜ忘れたの?」と聞いてみると、「学校のカバンから入れるのを忘れていた」「家で勉強していたら、入れ忘れた」などと言われます。ここでの問題の本質は、同じことを学校でも行っている可能性が高いということです。


ここでの解決策は一つです。「塾用の筆箱を作りましょう」です。筆箱の基本セットは「シャープペンシル2本・消しゴム2個・赤ペン2本・青ペン・定規・コンパス・シャー芯」になります。ぜひご家庭でも確認してみてください。


・勉強の証
次によく遭遇するトラブルとして、筆記用具の不具合です。消せない消しゴム、かすれるボールペン、手に収まるほどの小さな鉛筆や消しゴム・・・様々な不具合があります。授業中に、そういった「不都合な道具」に悩まされながら勉強している生徒さんがいます。鉛筆や消しゴムを最後まで使いきらないと、「もったいない」と思ってしまいがちですが、こまごまとした不具合でいちいち勉強が中断されているのを見ると、歯がゆく、よっぽど、「もったいない」と思います。


そういった生徒さんには、「新しいシャープペンにしたほうが良い」などと指導を行っています。不具合のある勉強道具は、一方で、「それほどになるまで、勉強した証」ですので、机の上に飾っておくなどして、次の道具に切り替えて欲しいです。