8月28日は夏期講習会を締めくくる学力測定テスト(北海道学力コンクール=道コン)でした。小学生のみなさんは夏期講習会で鍛えた実力を発揮できたでしょうか。


小学校で単元が終了するごとに行われる色刷りのテスト(通称:カラーテスト)と、道コンには本質的な違いがあります。カラーテストは単元が終了するとすぐに行われることが多く、平均点が80点程度になるように作成されており、難易度もあまり高くありません。短期的な記憶、教科書の基礎が身についているかの確認が目的のテストです。


これに対して道コンのような模試は、学期全体の内容や前学年の内容までも含み、基礎的な問題とそれを組み合わせた応用的な問題や、一定の文字数を要する記述解答の問題も含むように作成されています。長期的な記憶、基礎に加えて応用力が発揮できるかの確認が目的のテストです。


道コンは、受験時にすべて解答できる必要はありません。受験後に、①必ず解き直しをする、②できなかった問題は解答解説や教科書を確認しできるようにする、③それでも分からない問題は塾の先生に訊いてみる、この3つをきちんとやることが大切です。受験後の取り組みを行った生徒は必ず次回の道コンで点数が伸びます。


また、全体の中での偏差値を確認し、自分の得意不得意を理解した上で次回へ向けた取り組みを行いましょう。中学受験を考えている生徒は、志望校の合格判定が出ますので志望校の記入を忘れずに行ってください。