好奇心が旺盛な子どもは、勉強への向き合い方も楽しそうな子が多いものです。
「好奇心を伸ばすには?」と、ときどき保護者の方から聞かれます。
好奇心には、広さと深さがあります。広がりの多い子は、大人から見ると落ち着きがない、飽きっぽい、と見えることが多いものです。軽い感じで返事をするので、ちょっと反感を買ったりもします。いろいろなものを散らかしっぱなしにするようにも見えるので、「もっと一生懸命、集中しなさい」「落ち着きなさい」「“ちゃんと”やりなさい」などと大人は言いたくなります。大人としては言いたいことは最小限にして、生活に支障がない限り伸び伸びとさせてあげるといいと思います。言っても言わなくても、そのうち落ち着いてきます。
一つのことに集中して深く知りたい、考えたい、というタイプの好奇心もあります。好きなことがある程度決まっている場合には、集中して没入していきます。高学年になるとこのタイプが増えてきます。あまり子どもらしく遊ばないように見える場面もありますので、逆に心配してしまうことがあります。「片付けてほしいんだけどー」というくらいコレクションしたり、本を山積みにしたりします。好奇心の深さの中に入りこんでいること自体が子どもの遊びなので、話を聞いてあげたり付き合ってあげたりするのが得策です。
親でなくても、身近な大人が、子どもと勉強以外で適切な関わりをすると、好奇心が伸びます。その機会の一つが「理科実験教室」です。12月に実施しますのでぜひご参加ください。
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