中学生の皆さんは学年末テストを2月に終え、ホッと一息ついている人が多いのではないでしょうか。テストが終わって面談をしていて多く聞こえてくるのが、「春休みは一旦休憩したい。」という声です。しかし4月からの授業は、前の学年の復習は春休みまでで終わっていることが前提で始まります。「1年生でやったから分かるよね?去年やったから分かるよね?」と、どんどん授業が進んでいきます。前の学年の復習が不十分だとかなり困ることになります。例えば、新中2の数学の最初の単元は『式の計算』です。ここでは1年生の『文字式』をしっかりと理解してなければ新学年の最初から躓いてしまうことになります。


そして、新学期が始まって2か月後には新学年最初の定期テストがあります。そこでは、前の学年の内容(新中2であれば、中1内容)もテスト範囲に含まれる学校がほとんどです。テスト範囲発表後、それに気づいて復習するのでは間に合いません。既に習った範囲の勉強は新しい学年になる前に復習してしまいましょう。春休みの過ごし方次第で、3か月後のテスト結果に大きく差がつきます。

また、春休みの期間中は生活のリズムが乱れないように注意しましょう。特に起床時間や就寝時間に気をつけて生活のリズムを整えてください。

春休み、自分は何をしたらいいのか、どこから始めたらいいのか迷った時にはいつでも先生に相談してください。しっかりと準備を整えて新しい学年を迎えるために春休みがあります。それを理解して、充実した春休みを過ごしましょう。