高校1年生は文理選択を考え始める時期になりました。高2の皆さんの中には文理選択に失敗した!と悩んでいる人もいるかもしれません。今回は文理選択についてお話しします。


当然、学びたい学問や将来就きたい職業から逆算して文系理系を選択します。文理選択によって、理社の履修できる科目や授業時間数が変わってきます。高校生活もっと言えば今後の人生に大きく影響すると考え、心配になる人も多いでしょう。しかし、実際は文系理系どちらを選んでもどうにかなることも多いのです!


例えば、弘前大学医学部医学科(ゴリゴリの理系学科)前期入試は数学Ⅲ(理系学部の必須科目)を使わずに受験できます。努力次第で文系の人でも受験可能な医学部です。私立大学であれば、共通テスト入試で文系でも理工系学部に行くこともできなくはありません。逆に理系の場合でも、東京都立大学経営学部は数学Ⅲのみ受験科目の入試形式があり、文系学部である経済学部に有利にチャレンジできます!


つまり理系文系選択を誤っても、努力と選択次第で行きたい学部に行くことはできるのです。もっと言えば、文理選択はただの学校の科目選択に過ぎません(実はアメリカには文系理系という区分はありません)。学校で履修していない科目でもその気になれば自分で勉強して入試で点数を取ることもできます。文理選択はあくまで自分の将来を考える機会として捉えてください。せっかくですから、自分がどういう仕事につきたいのか、どういう学問を学べばよいのかをここで考えてみてください。ただし、これで自分の人生のすべてが決まるわけでもないということも忘れないでください!