小さな目標を立てて、その目標にこだわり続けることが大事です。
例えば、塾の確認テストで満点を取る。なんて目標はどうでしょう?
たかが確認テスト(授業後の小テストのこと)なんですが、真剣に取り組み、毎回満点を取り続けるのは結構大変なはずです。
「確認テストで絶対に満点を取る!」と思えば、授業の取り組み方も今より真剣になるはずです。授業の後、確認テストの前に、真剣に見直しをするようにもなるでしょう。


そうした一つ一つの積み重ねが、記憶の定着にもつながるし、計算間違いや写し間違いをなくすことに役立つのです。よく「ただの計算ミスだから…」と言う人がいます。「ミス」なら、せいぜい3%程度です。5%以上間違えるようであれば、それは「ミス」ではありません。ただの練習不足です。


結果を残している生徒は、確認テストや宿題などの取り組み方が真剣です。満点にこだわり続けている生徒と、8割で満足する生徒の間には数ヶ月で大きな差ができます。


授業の後、テストの準備をしている時に、学力は着実に伸びます。ただ 授業を受けるだけでは、なかなか学力は伸びません。
知識が「いつでも取り出せる状態」になって、初めて「学力が伸びた」と言えます。確認テストの準備は「今の授業内容を取り出せるようにすること」です。
ですから、授業の後には、「テストの準備とテスト」がセットで必要なのです。
くじら塾では、インプット(授業)とアウトプット(テスト、演習)の割合をおよそ1:2に設定しています。大脳生理学的に、この割合が一番知識の定着に良いとされているからです。授業で4ページ程度の知識をインプットしたら、確認テスト、チェックテスト、宿題のページ、学トレなどで、2~3倍のアウトプット(知識を取り出す練習)を要求するのはそのためです。


「小さい立志」をまずしっかりと続けましょう。必ずや「大なる立志」と矛盾しない自分と出会える日が来るはずです。