毎朝起きたら30分、夕ご飯前に1時間など、勉強時間が生活の中にほぼ組み込まれている習慣を持たせたいけど、なかなかうまくいかないという家庭も多いのではないでしょうか。


小学1、2年生の頃は親の指示に従ってくれる傾向がありますが、3、4年生になると自己管理が求められ、勉強時間と他の活動とのバランスを取るのが難しくなります。そのため、親子で定期的に生活スタイルを見直し、調整することが重要です。そうすることで小学5、6年生になる頃には、自己管理能力が向上し、主体的に行動できるようになります。


もし、毎日の家庭学習の時間を固定化するのがすぐには難しい場合には、1週間で何を何時間勉強するか、何曜日にどれくらい勉強するのかを、考えてみてはいかがでしょうか。家族や習い事のスケジュール、疲れる日もあれば、親の仕事の都合などもありますので、いろいろ試してみてください。一度成功したスケジュールでも、崩れることもありますが、頑張って続けると、数か月後には習慣化しているということもあります。


このスケジュール管理の中では、ゲームの時間にも注目です。もしゲームを毎日きっちり時間で終わらせる習慣ができているのなら、勉強も毎日コツコツとできる可能性があります。一方で、ゲームの時間を長引かせる習慣がある子に対しては、1週間の中でゲームの時間を管理する取り組みが有効です。


親子で協力し合いながら、生活リズムやスケジュールの調整を行うことで、家庭学習の習慣を身につけることができます。頑張ってください。