家庭で勉強の話をするときに、大変だというイメージで話すときと、楽しいというイメージで話すとき、どちらが多いでしょうか?

あまり意識をしていないと、一般的な親子の会話は、「勉強大変だから~」という言葉が飛び交いがちになります。

もし、「勉強って楽しいから~」という会話をすることができたら、親子の会話は、まったく質の違うものになってきます。そして、子どもの心に「楽しい」というイメージが強く残るようになったら、好奇心を育てやすく、話題が広がりやすく、自分からどんどんやる子どもになりやすいものです。

「勉強」という言葉は、学校で習うこと、塾でやること、テストなど、ちょっと(?)堅苦しいものが多く、“楽しい”というイメージから外れてしまうものです。ですから、親としては、慣れないうちは、勉強“っぽいこと”をした時に「楽しい」「おもしろい」「うれしい」などの言葉をかけてあげるようにすると、子どもが興味を持ってきます。勉強“っぽいこと”とは、例えば、本を読む、新しいことを知る、博物館等に行く、理科実験教室に参加する、などです。さらに、子ども自身から「楽しかった」などの言葉を引き出せたら効果的です。

親子での、そのような会話は、楽しい時間や思い出となり、それが、中高生になった時に、頑張り切れる力にもつながります。ぜひ小学生のうちに、楽しい、おもしろい、嬉しい、というようなものに親子でたくさん出会えるように工夫してみてください。