「朝練がたいへんで、朝勉なんて無理です。」


「そうなんだ。」

「ものすごく大変なんですよ、朝6時に家を出ることもあって、土日は全部つぶれるし・・・(以下同じような内容が5~6分)・・・、なので、朝勉は無理なんです。」


「そうなんだね。でも、英語の文を2文覚えるくらいだったら出来ない?」


「・・・できますけど。」


「毎日続けると、3年間で2000文になるね。結構な量だと思わないかい?」


「ですね。でも・・・」


「そういうことを実際にやってる子達の集まりがあるんだけど、興味ある?」


「本当ですか?興味あります!」


「行って、話を聞いてみたい?」


「行ってみたいです!どこなんですか?」


「南高の野球部なんだけど。」


「・・・・」


「合格すれば、行けるよ。朝勉、どうする?」


「・・・してみようかな・・・」


南高の野球部ではなくても、行きたいところややりたいことはきっとあるはずです。志望校や希望する仕事が無くても、きっとバビッとした人生や幸せな人生は送りたいでしょう。


私は声を大にして言いたい。

「今欲しいものの代わりに、一番欲しいものをあきらめるな!」


「どちらを選択するかを自分の責任で決めよ!」

「心地よい朝のまどろみ」と「まだやってなかった今日の宿題」「メントス1000個コーラに入れてみた!の動画」と「2週間先の定期テスト」どちらが「今欲しいもの」で、どちらが「一番欲しいものに直結するもの」なのかは明白です。正直どちらを選んでもよいと思うのです。

ただ、「なんとなく気づいたらこっちを選んでた。」は良くない。しっかり意識して、自分の責任でどちらかを選択しましょう。


先日の定期テストで初めて400点を超えた生徒がいます。半年前入塾してきた時の成績は、500点満点で200点台でした。


「家庭学習0なんです、、、」と言ってたその生徒が、初めにまず毎日やったことは、「5分でいいから毎日塾の数学のテキストの解き直しをやる。」でした。


くじら