2021年度の指導要領改訂から3年が経ち、学校の成績の付け方、特にテストに対する扱いは昔と大きく変化しました。今回は近年の定期テストの傾向について紹介したいと思います。


まず1点目は「定期テストが廃止された学校がある」ということです。このような学校では、小テストや単元テストで評定を付けることになりますから、毎月のように定期テストがあるのと同じです。毎日がテスト直前です。テスト前の部活動停止期間もないことが多いので、日々の学習を真剣にしなければなりません。学校から配布されるテスト計画を参考に、日々の学習にあたりましょう。


2点目は「定期テストが難化している」ということです。2020年度までは定期テストの配点は、基礎問題6~7割、応用問題3~4割の比率となっていましたが、2021年度からは基礎問題5割、応用問題5割の出題となり、難易度が格段に上がりました。特に文章題や記述問題が苦手な生徒は得点を取りづらい形式になっています。定期テストで得点しにくいということは、小テストや単元テストでコツコツと成績を確保しておかなければならないということです。今までのように小テストはそれなりにやって、定期テストだけ本気出す、という作戦は通じない時代となりました。小テストで頑張って、定期テストで多少失敗しても大丈夫なように準備をしておく時代なのです。


まずはゴールデンウィーク明けの小テストに向けて一緒に頑張ってみましょう。