受験生の心には、ときどき、妖怪が現れます。その名は「参考書マニア」。次から次へと、常に新しい参考書を求めて、本屋やインターネットの海をさまよう妖怪です。「自分に合った最強の参考書があるはず」というワンピースを求めて旅に出ますが、幸せの青い鳥は案外近くにいるものです。まずは、「1冊決めて、ボロボロにする」ことが大切です。

 参考書・問題集の選び方には、2つコツがあります。1つめは、「選んでいる時点で5割前後は 解ける(はず)わかる(はず)の本を選ぶ」です。難しすぎる問題集は、成長の阻害要因です。また、つまずいている理由は案外「できると思っている問題」のことが多いからです。2つめは、「解説の方が分量の多いものを選ぶ」です。問題集の本体は「解答・解説」です。こちらのほうが分厚い問題集を選ぶとよいです。

 次に、使い方の心構えです。今回は短く3点。「何周もして使い切る」「付箋やマーカーで自分の出来なかったをわかるようにする」「なぞは先生に質問する」です。この心構えをもとに、受験終了後には「自分だけの参考書」が残るように勉強していきましょう!

 かといって、選ぶときや実際使うときは、よくわからない時もあります。そんな時には、教室の先生にご相談ください。皆さんにピッタリの参考書を見つけてくれるとともに、より具体的な使い方も教えてくれますよ!