夏期講習会、学力測定テストに定期テスト、本当にお疲れさまでした。結果が続々返ってきて、復習を進めているところでしょうか。

 さて今回は、中学生の各種検定についてのお話です。各中学校からも検定を受けるように勧められている場合も多いかと思いますが、改めて中学生に挑戦して欲しい検定について理由も含めて紹介いたします。

 まず1つ目は英語検定です。3級以上には英作文と面接試験があるので「聞く・読む」に加えて「書く・話す」の4技能をしっかり測ることができます。公立高校入試にも必ずリスニングとライティング(英作文)の問題が出題されますので、普段なかなか勉強しないこの2つについては英検を使って練習をしておきたいです。少し先のことですが、大学受験の際に英検の上位の級を持っていると、英語の試験で加点があったり、免除を受けられる場合もあります。高校生になってから英検に挑戦して2級取得(だいたいの加点等は2級から)を目指そうと思っても、なかなか難しいものです。「試験慣れ」という意味でも英語検定はどの生徒さんも中学生のうちに1度は必ず受けるべきです。

 2つ目は漢字検定です。中学生の皆さんは、小学6年生までの漢字を正しく書くことができるでしょうか。実は高校入試で出題される漢字の問題のほとんどは小学校で習う漢字から出題されます。受験生になってから、小学校の漢字を勉強し直しているようでは正直全く時間が足りません。最低限小学校修了程度の5級の漢字までは読み書きが出来る状態にしておきたいです。

 英語検定や漢字検定は塾で年3回の受検機会を設けています。次回は1月にそれぞれ試験がありますので、この秋から少しずつ勉強を始めてみてはいかがでしょうか。テストが落ち着く学校がほとんどかと思いますので、ぜひ秋休み期間中にご家庭で検定についてお話してみてください。