子どもたちの学習環境は大きく変化しており、先生は黒板に字を書く機会が減り、スライドや動画で知識や情報を伝えることが多くなりました。また、学校では対話型学習の取り組みもあり、短時間でインプットしてそれをすぐに活用するという学習スタイルが主流になっています。学習内容や、学習活動が増えている一方で、かつては授業時間中にあった、身に付けるための演習時間や、先生の説明時間が十分に確保できなくなっているので、家庭学習の重要性が増しています。


小学生にとって、先生の話を理解したり、自分の思考を深めたりする際に、計算力不足が理解の妨げになることがあります。また、漢字を“速く・正確に”書けることは、書く力に直結し、先生の話を最後まで聞いて、書いたりまとめたりするときに役に立ちます。


そのため、家庭学習の算数では、計算部分については“速く・正確に”ができているか、文章題的課題については考え方がわかっているかどうかを見てあげることが必要です。漢字については、ゆっくり・思い出しながら書いている子は、空書きでスムーズに書けるか確認し、できるようなら鉛筆でサッと書くという、大人なら当たり前にやっていることを子どもができるように、サポートするとよいでしょう。


学習というのは、いくつかの作業を同時に行うマルチタスクが求められる場面が多くあります。そういう場面でも、できない状況に甘んじることはできませんので、家庭では、“速く・正確に”できることを増やしてあげることを心がけるといいですね。