いよいよ新学年。足を地につけ、しっかりと前を向いて一歩一歩進んでいこう。
すべきことを一つ一つ積み上げていく。すべきことは2本立てだ。


もちろん「復習」と「トレーニング(基礎学習)」です。(復習については2月号で
触れています)


後編{トレーニング編}


基礎学習だけをいくらやってもテストなどの成績が上がるわけではない。しかし基
礎トレーニングなしに成績は上がらない。


立てない人は歩けないし、歩けない人は走れない。しかし軽快に歩けるようになれ
ば、走る練習をたっぷり行い、どこへでも走って行かれるようになるはずだ。


基礎学習は、次のことをやると間違いない。「読み、書き、計算」です。


〇音読


毎日時間を決めて音読すると効果的。3~5分1セット程度から始めると続けやす
い。コツは、とにかくちょっと(たとえ30秒でも!)でいいから毎日読むこと。特
に英語。国語や社会など他の科目にも効果的。


〇書き


正確に素早く、ある程度丁寧に書くことを意識しよう。それだけで日々の学習がその
まま書く練習になる。テキストの重要事項や教科書の太字の言葉を書く。単語や漢字
を書く。今読んだ英文を見ないで書いてチェックしてみる。書写をする。さっき「分
かった!」はずの問題をノートに自力で解いてみる。一か月前や一年前には自力で解
けたはずの問題を再びノートに解いてみる。ワークの一回目をノートに書いて練習す
る。


〇計算


毎日1ページ程度の計算練習(ノートにやる、テキストやドリルに日付タイム正答率
を書いておくと、次回はかどる)。計算に苦手意識があるなら、百マス計算を取り入
れるなどするのもよい。


せっかく学んだその知識、復習すると頭にしっかり刻まれるけ
ど、放っておくと、すぐ忘れます。脳は、忘れる機能を重視して
作られているのです。忘れやすい人は、脳の機能が発達している
ので、コツさえつかめば、他の人よりも覚えられるようになりま
す。コツ?


もちろん「復習」と「基礎学習(基本)」です。

 


くじら