1年前の記事で、「今年はどんな成長をしたかな。できるようになったことは何だろう。いい面をたくさん見つけてあげたいですね。(“見つけて”がポイントです。)」と書きました。これはとても大切な視点です。意識して見ようとしないと、 “できるようになったこと”ではなく、“親の理想通りではないこと““できていないこと”を見てしまうからです。親子の認識の違いで、できないところに注目してしまうと、子どもはやる気を失ったりしてしまいます。ぜひ、できるようになったところを見つける時間を親子で持ってください。そして、次はどんなことができるようになりたいかを、考えられたらいいですね。
この視点は、例えば、子どものテストや宿題などを見る時も同様です。どうしても、できていないところに目が行きがちですが、できたところを確認してからでも遅くありません。そして、できなかったところの中でも、真っ白で手を付けなかったところを教えるよりは、書こうとして消したとか、迷った跡があるようなところを“がんばったね”“おしかったね”と言ってあげてください。できなくても挑戦した子は認めてもらえて、次も何か答えを書いてみようという前向きな気持ちになれます。
この時期は学校から返却されるものもたくさんあります。今年度の振り返りをするときには、ぜひ、できるようになったところを見てあげてください。その次に、できなかったところのなかでも、もう少しでできたかもしれないところを励まして、次のステップにつなげてあげてください。
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