「家で勉強がはかどらない時があります。どうすればいいですか。」という相談を受けました。
やる気を出すにはどうすればよいか?そういうことですよね?実は、心理学的には答えが出ています。

『やる気を出せば、やる気が出る。やる気を出さないと、さらにやる気は失せていく。』

やる気を出すと、やる気がどんどん出てくる。やる気を出さないと、じわじわやる気がなくなっていく。何だか分かったような分からないような話ですが、ともかく、人間のやる気は「自家発電制」になっています。

例えば「どうしても気乗りしないなあ…」という時に、いやいやでも勉強を始めると、いつの間にか調子が出てきて、ついつい頑張ってしまった。しかも、いつもより何だか楽しかったぞ。なんて経験が誰にでもあるものです。

片付けや掃除なんかでもそうですよね。始めてみると、どんどんやる気が出てくる。やらずに、ただひたすらやる気になるのを待っていても、やる気は、ひとりでに湧いてくるものではありません。それが、人間の心のしくみなのです。


なので、やる気が出ないと感じた時は、簡単なことから手をつけてみてはどうでしょう。オススメをしているのが、「音読」「計算」「書写」です。この3つは“やる気スイッチのキッカケ”には打ってつけです。比較的簡単に取り組めて、しかも毎日やるとこれ以上ないくらい効果的です。


「とりあえず勉強の習慣をつけたい人」は、とにかく始めてみることです。習慣づける一番のコツは、やらなかった日があったからと言って「やっぱだめだー」とあきらめてしまわないこと。やれない日があってもそれは普通のことです。人間はほとんどみんな三日坊主なのですから。


やれなかった日があっても、また三日坊主を繰り返せばいいではありませんか。少しくらい失敗(やれなかった日がたまに出てしまうこと)したからと言って、「もうだめだ~~」となってしまわないことです。「よし、三日坊主もう一丁!」とか、「今度は三日坊主を2セット連チャンで行くか!」など、ポジティブに行けば、きっと三日坊主もあなたの味方になってくれるはずです。

くじら