3月も後半を迎え、新しい学年への期待と不安が入り混じる時期となりました。子どもたちは進級や進学を控え、様々なことに挑戦する機会に恵まれます。


子どもたちの中には、新しいことに積極的に取り組むタイプと、得意なことを磨くタイプが存在します。保護者の方の声かけが、子どもの挑戦意欲に大きな影響を与えることがわかっています。「できたこと」を褒めることはもちろん大切ですが、それ以上に「挑戦する姿勢」に注目することが重要です。たとえ失敗しても、そこから学び、次へと繋げていく経験こそが、子どもたちの成長を促します。


現代の子どもたちは、「ほめて育てる」教育方針のもと、失敗に慣れていない傾向があります。しかし、失敗から学ぶことは非常に多く、その経験こそが子どもたちを「できるできない」を超えた強さへと導いてくれます。


例えば、保護者自身が、新しいことが好きで、新しい食事のメニューを作って、これはおいしくできたとか、もう少し工夫したらいいんじゃないかなど、喜怒哀楽を交えて、食卓で家族の会話として話すと、子どもも挑戦することを楽しみ、できた時はもちろん、できなかったときでも、どのように考えて次につなげていったらいいか、自然と考えるようになります。


新年度に何を頑張りたいか、親子で話すいい機会です。ぜひ子どもたちを温かく応援してあげてください。塾でも、子どもたちを励まし、新しいことへの挑戦をさせていこうと思っています。子どもたちの成長を信じて、共に歩んでいきましょう。