10月も終盤、秋も深まってきました。秋と言えば読書の秋ということで、今回は意外と厄介な国語の勉強についてお話をしたいと思います。

 まず、そもそも国語の学習に力を入れようと思ったことがある高校生はあまりいないと思います。共通テストのようなマーク模試だと、勉強しなくても(特に現代文なら)ある程度得点できてしまうからです。でも、模試の得点推移をみると、7割取れていたり、3割しか取れていなかったり、平均すると5割くらいをウロウロしている人が意外と多いのではないでしょうか?つまり、国語の勉強は「得点を安定させるためにするべき」なのです。国語の得点が安定しないと、本番で足を引っ張ることになりかねませんし、他の科目の目標点数も立てづらいです。

 国語で安定した得点を取るために必要な勉強は、ずばり古典分野です。古典分野では、単語や文法などの暗記事項は必ず問われますし、配点も高いので得点が安定しやすいです。また、読解力を問われているような問題も、実は傍線部付近の単語の意味が分かれば解ける問題がほとんどです。よって、古文漢文の学習は早いうちにしておくのがおすすめです。具体的には高1・2年生の夏休みや冬休みです。学習範囲も他の科目に比較して狭いので、長期休暇に一気に進めるのが大切です。

 現代文についても考え方を少し変えるだけで、得点が安定しだす生徒さんがたくさんいます。現代文の勉強を一切したことがない人は、一度でよいので現代文の学習をしてみてください。参考書を一冊買うだけでも良いですし、アットウィルでも超有名講師の授業が受けられます。なにから始めたら良いか分からない人は教室の先生に尋ねてみてください。